我が愛すべきビッキ

今年の夏は大変暑かったですね。皆さんの体調はいかがでしょうか?
9月に入りましてようやく秋めいて、ほっとしている方も多いのではないでしょうか。
夏の暑さにかまけていた訳ではないのですが、大分ブログの更新をやっておりませんでした。久しぶりの更新です。

 先日、テレビでアイヌ語では「猫=チャペ」という話をしていました。
そういえば・・・私の小さい時に飼っていた猫の名前は必ず「チャペ」でした。雑種でも血統書付でも必ずです。祖父が命名するので何ら不思議にも思わずにおりましたし、また猫のかわいらしい姿や様子に「チャペ」というネーミングがぴったりと言う感じすら持っていたのです。ですからチャペはアイヌ語という話を聞き、何やら大変興味を持ちました。

それでは、私が生まれた時からずっと使い続け、
上京するまで共通語と信じて疑わなかった「ビッキ」ももしかして・・・?
ネットで調べてみましたら、「エゾアカガエル=ビッキ」と出てきました!
「あ〜、やはりそうだったのね。」胸にストンと落ち着きました。

わが社のキャラクター的存在の「カエル」は、わが故郷では「ビッキ」という名称で愛されているのです。梅雨の頃の水田から聞こえるビッキの声、お盆の頃の灯りを求めてガラス窓をよじ登るビッキのお腹など、大変愛らしく日本の原風景を感じます。

黄金色の平野は実りの秋を迎えていますが、今年の夏ほど雨を恋しく思った事はここ数年無かったのではないでしょうか。
殊更水の大切さが心に浸みた夏でした。(俣)